第98回 全国高校野球選手権広島大会・2回戦 西条農対呉商

第98回 全国高校野球選手権広島大会・2回戦
2016年7月14日（木） 東広島アクアスタジアム

試合結果

◇スターティングラインナップ◇
西条農			呉商
（中）	菊池凛太郎	3年	（中）	渡部晃大	3年
（右）	髙本隆真	3年	（捕）	石井翔	3年
（左）	村上琢海	3年	（二）	菊間友弥	2年
（一）	西谷直哉	3年	（一）	馬谷晴輝	3年
（三）	高橋海斗	3年	（左）	木村航大	3年
（右）	城田尚輝	3年	（三）	川本修也	3年
（遊）	但馬悠樹	3年	（右）	竹内健太	3年
（捕）	木原正貴	3年	（投）	宮森智志	3年
（投）	石田大輔	3年	（遊）	髙橋廉	2年

◇打撃成績一覧◇
○数字は打点
（位置）	選手	打数	安打	打点	三振	四死	犠打	盗塁	1回	2回	3回	4回	5回	6回	7回	8回	9回
（中）	菊池	4	2	0	0	1	0	0	遊ゴロ		左飛			中安		死球	左安
（左）	髙本	5	2	0	0	0	0	0	中安		中飛			遊ゴロ		遊安	一ゴロ
（二）左	村上琢	3	1	1	1	0	1	0	三安			見三振		ニゴロ		投犠打①
（一）	西谷	3	2	2	0	0	0	0	左飛			右安		右安①		左飛①
（三）	高橋	3	1	0	1	1	0	0	空三振			四球		右安		遊ゴロ
（右）	城田	3	0	0	1	0	0	0		空三振		投ゴ併		遊ゴロ
打	田原	1	0	0	0	0	0	0									ニゴロ
二	中間	0	0	0	0	0	0	0
（遊）	但馬	3	0	0	0	1	0	0		投ゴロ			遊ゴロ		投ゴロ		四球
（捕）	木原	3	0	0	1	0	1	0		見三振			遊ゴロ		右飛		投犠打
（投）	石田	4	1	1	1	0	0	0			三ゴロ		三ゴロ		空三振		右安①
	合計	32	9	4	5	3	2	0
西条農							4		0	0	0	0	0	1	0	2	1
呉商							0		0	0	0	0	0	0	0	0	0
（位置）	選手	打数	安打	打点	三振	四死	犠打	盗塁	1回	2回	3回	4回	5回	6回	7回	8回	9回
（中）	渡部	2	0	0	0	2	0	0	四球			左飛		中飛			四球
（捕）	石井	4	1	0	1	0	0	0	見三振			中飛		遊ゴロ			左安
（二）	菊間	4	1	0	1	0	0	0	一ゴロ			中安			一ゴロ		見三振
（一）	馬谷	4	0	0	2	0	0	0		三ゴロ		空三振			左飛		空三振
（左）	木村	3	0	0	1	0	0	0		左飛			遊ゴロ		空三振
（三）	川本	3	0	0	0	0	0	0		一ゴロ			一直			遊ゴロ
（右）	竹内	3	0	0	0	0	0	0			右飛		左飛			一ゴロ
（投）	宮森	3	0	0	1	0	0	0			三ゴロ			右飛		空三振
（遊）	髙橋	1	0	0	1	0	0	0			空三振			走妨害
打	免田	1	0	0	1	0	0	0									空三振
	合計	28	2	0	8	2	0	0

◇投手成績一覧◇
【西条農】
選手	回数	打者	被安打	奪三振	与四死	失点
石田	9	31	2	8	2	0
【呉商】
選手	回数	打者	被安打	奪三振	与四死	失点
宮森	9	38	9	5	3	4

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西条農・石田大輔投手渾身のライト1球で空振り三振！完封勝利

中盤まで好投の呉商・宮森智志投手

8回犠牲フライで貴重な追加点を叩きだした西条農4番・西谷直哉選手

前半5回までは両先発、西条農の石田投手と呉商の宮森投手の素晴らしい投げ合い。もともとまっすぐの力強さとキレのあるスライダーに定評のある（そして個人的にもこれまでに何度も投げるところを見る機会があった）石田投手が評判通りのピッチングを披露したのに対して、初めてみる呉商の宮森投手も長身（180台後半？）と長い手足を存分に生かしたダイナミックなフォームから角度のあるボールをコーナーに制球し西農打線を封じていった。宮森投手は6回二死三塁から西農4番・西谷選手にタイムリーを浴びて先制を許すと、さらに8回9回には四死球が絡み3失点と計4点を失うも最後までしっかり低めに投げて多くゴロアウトをとる投球ができていたように思う。石田投手は立ち上がりこそ左打者への外の球が抜けてボールが先行したが、先頭打者をフォアボールで出しながら、その走者を牽制で差し、徐々に自分のペースを取り戻したか、その後2回以降は2安打1四球とほとんど走者も許さず、見事完封勝利を飾った。もし呉商が攻略できたとすれば、初回のその先頭打者か、6回先制を許した裏の攻撃で一死から相手のミス（走塁妨害）によって出した走者を得点圏に送って、そこからの攻撃が出来ていればと思う。攻撃陣では西谷選手が、6回二死三塁からの先制タイムリーに、8回スクイズで追加点を取った直後にきっちり犠牲フライで計2打点と4番らしい働きができたのが大きかった。