2016年9月21日水曜日

<二軍の成績は当てにならない?>2016年9月15日対ホークス28回戦

9月15日(木)に観戦してきた試合の成績をまとめました。

試合結果

◇打撃成績一覧◇
○数字は打点
(位置) 選手 打数 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(右) 上林 4 2 1 0 1 0 0 右本① 右飛 左安 死球 捕邪飛
(三) 金子圭 5 0 0 0 0 0 0 遊飛 二ゴロ 三ゴロ 空三振 一飛
(捕) 斐紹 5 3 2 1 0 0 0 空三振 左安 左中3② 左中2 二ゴロ
(左) 塚田 4 0 0 1 1 0 0 四球 空三振 中飛 遊ゴロ 三ゴロ
(中) 真砂 4 3 2 0 0 0 1 中飛 左安 中2 左本②
(指) 栗原 3 1 1 0 0 1 0 中飛 右安① 投犠打 三邪飛
(一) 黒瀬 4 0 1 1 0 0 0 空三振 二飛 二ゴ① 一邪飛
(遊) 曽根 4 1 0 0 0 0 0 二ゴロ バ二安 一ゴロ 三飛
(二) 古澤 3 2 0 1 0 1 0 左安 投犠打 左安 空三振
(投) 山田 0 0 0 0 0 0 0
柳瀬 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0
星野 0 0 0 0 0 0 0
岡本 0 0 0 0 0 0 0
合計 36 12 7 4 2 2 1
ホークス 7 1 0 0 1 2 1 2 0 0
カープ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
(位置) 選手 打数 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(左) 赤松 2 1 0 1 0 0 1 四球 空三振 右2
岩本 1 1 0 0 0 0 0 左安
(中) 天谷 4 0 0 0 0 0 0 遊飛 一ゴロ 空三振 遊ゴ併
(一) 堂林 3 1 0 0 1 0 0 左飛 右安 四球 遊ゴロ
(右) バティスタ 3 1 0 1 1 0 0 見三振 三ゴ併 四球 左中2
(三) 1 0 0 0 1 0 0 四球 左飛
戸田 0 0 0 0 0 0 0
プライディ 1 0 0 0 0 0 0 左飛
デラバー 0 0 0 0 0 0 0
西原 0 0 0 0 0 0 0
中東 1 0 0 0 0 0 0 左飛
(二) 庄司 3 1 0 1 0 0 0 投犠打 見三振 左安 左邪飛
(遊) 桒原 3 0 0 1 0 0 0 遊ゴロ 二ゴロ 空三振
廣瀬 1 0 0 1 0 0 0 見三振
(捕) 中村亘 2 0 0 0 0 0 0 捕邪飛 遊ゴロ
土生 1 0 0 0 0 0 0 三邪飛
白濱 0 0 0 0 0 0 0
(投) 藤井 0 0 0 0 0 0 0
多田 1 0 0 0 0 0 0 三ゴロ
中田 0 0 0 0 0 0 0
佐藤 0 0 0 0 0 0 0
メヒア 2 0 0 0 0 0 0 中飛 二ゴ失
合計 29 5 0 5 3 0 1

◇投手成績一覧◇
【ホークス】
選手 回数 球数 打者 被安打 奪三振 与四死 失点
○山田 5 69 16 1 3 2 0
柳瀬 1 11 4 1 1 0 0
1 23 6 1 1 2 0
星野 1 11 4 1 0 0 0
岡本 1 10 4 1 1 0 0
【カープ】
選手 回数 球数 打者 被安打 奪三振 与四死 失点
●藤井 3 44 11 2 2 1 1
中田 1 18 5 3 1 0 1
佐藤 1 22 6 3 0 0 2
戸田 2 37 12 4 1 1 3
デラバー 1 8 3 0 1 0 0
西原 1 19 3 0 0 0 0


今季のウエスタン・リーグ公式戦の観戦はこれで最後の予定です。
(記録用に個人的な観戦成績(公式戦のみ)を書いておくと20試合7勝11敗2分
△●●/○○●/●○○/○●○/△/●●○●/●●●でした。
特に8月以降は1勝6敗、最後4連敗で終わるという…)
今季もお付き合いありがとうございましたm(__)m
また今後ともよろしくお願いいたします。

この日の試合は、今季全球団に対し負け越しているカープ
この翌日にウエスタン・リーグ5連覇を達成するホークスとの
力の違いをまざまざとみせつけられる内容となりました。
リーグの防御率1位の山田大樹投手に対して
立ち上がり走塁ミスが重なるなど助けてしまった部分もあり5回1安打無得点。
投手が変わった後半もエラーやフォアボールでチャンスをもらっても
それをまったく活かせないまま完封負け。
逆に投手陣は9月に入って1試合平均7失点という投懐状態で
この日も出てくる投手がことごとく失点して7回まで7失点。
なんとも収穫の少ない試合になってしまいました…。

先発の2年目・藤井皓哉投手は1番上林誠知選手に
初回先頭打者初球ホームランを浴びながらも
その後は3回までをその1点に抑えました。
公式サイトによるとこの日もMAX141と球速はまだまだ物足りないですが、
そう制球を乱すこともなかったですし、
今季一番球が走っていたようにみえました。
フェニックスリーグ→秋季キャンプといいアピールをして
来季につなげていってもらいたいところです。

8回に登板のスティーブ・デラバー投手

佐々岡・澤崎両コーチと話をするデラバー投手

この日は1イニングわずか8球で三者凡退。
この後一軍に昇格して2試合に登板し2イニングを完璧に抑えましたね。
よく「二軍の成績がよくないのに一軍に上げてみたら意外に抑えたりするので
二軍の成績はあてにならない」という意見を見聞きしますが、
特に投手に関して
二軍での成績をトータルでみても意味がないと思うのです。
例えば、薮田和樹投手は今季昇格直前の高知FDとの練習試合で中継ぎ登板し
3イニング無四球無失点という好投があり、
短いイニング投げることで思い切って腕を振るという感覚をつかんだということでした。
さかのぼればルーキーの岡田明丈投手も春先二軍落ちしたあと、
中継ぎ登板を重ねる中で課題の「試合への入り方」を克服したということもありました。
そして、デラバー投手も一軍登板後に
「二軍(由宇)の柔らかいマウンドに慣れるのが難しかった」という記事が出ていて、
たしかに適応するのに少し時間はかかりましたが、
今月に入って内容は着実によくなってきていました。
それぞれなにかの「きっかけ」をつかんだ後に、一軍に上がってくるわけですから
『それ以前』の成績を含む二軍でのトータルの成績でみても参考にはならず、
直近の投球内容や成績をみないと意味がないということだと思います。
ちなみにに9月21日現在この3人の今季の防御率は
薮田投手:(二軍)5.20→(一軍)2.61
岡田投手:(二軍)4.55→(一軍)3.02
デラバー投手:(二軍)5.82→(一軍)0.00となっています。
(もちろんモチベーションも違うでしょうし、バックの守備力にも大きな違いがありますけどね。)
また今シーズン、故障者が多かったというやむを得ない事情があったにしろ、
そうやってきっかけをつかんだ投手を
いいタイミングで一軍に昇格させて使っていたなという印象がありました。
そして、一軍に上がった投手がすぐに結果を出すことで
チームとして投手力を大きく落とさずシーズンを乗り切ることができました。
それが優勝の要因の一つとなったのは間違いないでしょう。
(そのせいで現在二軍の投手陣はスカスカになってますが…(^^;;)
今年は一軍二軍の連携がとてもうまくいったシーズンではなかったかと思います。

後日引退を表明する廣瀬純選手がこの日9回二死から代打で登場。
これがファームでは最後の打席となるかと思われますが、残念ながら見逃し三振。
先月のJABA広島大会、マツダスタジアムでの満塁ホームラン
今月2日の代打でのツーランホームラン
目の当たりにしていることもあって、惜しい気はしますけどね…。
最後は一軍で引退試合の打席に立って、
できればヒットを打って花道を飾って欲しいなと思います。

廣瀬純選手・最後の打席最後の1球

同じく引退を表明した倉義和選手ともども
低迷期のカープを長く支えてくれて本当にありがとうございました&お疲れ様でした。

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【動画】
2016/9/15@由宇練習場 藤井皓哉投手ブルペン投球

2016/9/15@由宇練習場 一軍昇格!S.デラバー投手ファーム最新登板(全8球)

2016/9/15@由宇練習場 ホークス・髙橋純平投手ブルペン投球練習(5球)

2016/9/15@由宇練習場 ホークス・上林誠知選手先頭打者初球ホームラン

2016/9/15@由宇練習場 ホークス・真砂勇介選手7号ホームランを含む猛打賞

2016年9月14日水曜日

平成28年度 秋季広島県高校野球大会 トーナメント表(10月24日最終更新)

平成28年秋季広島県高等学校野球大会
第127回秋季中国地区高等学校野球大会広島県予選会

◇トーナメント表◇(10月24日最終更新)


1位:広島新庄
2位:尾道商業
3位:市立呉
と順位が決まり、今週金曜日(28日)から始まる
秋季中国大会への出場を決めました。
選抜出場を目指します!


◇トーナメント表◇(組み合わせ発表時)



※いわて国体(10月1日~)に広島新庄が出場予定のため
広島新庄が準決勝まで勝ち進んだ場合には
準決勝・決勝の日程が一週間延期されるようです。

今回もトーナメント表をつくってみました。
(無断での転載・二次使用はご遠慮ください。)
また間違いのないようしたつもりですが、
念のため高野連発表のものをご確認くださいm(__)m
ただし高野連のものは9月13日(月)現在、
2回戦の日程でおかしなところがあります↓
発表も遅いし、なんとかならないものですかね…(^^;;



結果も順次更新していく予定です。

1~3位校は10月28日(金)~30日(日)・11月5日(土)~6日(日)に
山口県(ユーピーアールスタジアム・下関球場)で行われる
第127回秋季中国地区高等学校野球大会へ出場します。

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2016年9月12日月曜日

祝!カープ25年ぶりのリーグ制覇!!街中の様子は

マジック1で迎えた2016年9月10日土曜日
敵地東京ドームでマジック対象チームのジャイアンツを直接対決で下し
広島東洋カープが25年ぶり7度目のリーグ優勝を果たしました!
おめでとうございます!やりましたねー\(^o^)/

大学時代の後輩に熱心なタイガースファンがいました。
当時タイガースは暗黒時代真っ只中で、
その後輩は普段冗談ばかりいってるような奴だったのですが、
あるとき宅飲みをしていると、急に
「前(1985年)の優勝のときはまだ小さかったのでいまいちその喜びを覚えてなくて…
せめて死ぬまでには一度は優勝を味わいたいんっすよ!」
と真剣に言いだしたことがあって、
そのときは「なにをそんな大げさなことを」と笑い飛ばしました。
それから数年後2003年にタイガースは18年ぶりのリーグ優勝を飾り、
彼の悲願は無事かなえられたわけですが、
その頃カープは逆に15シーズン連続Bクラスの暗黒時代に陥ったところで
まさか自分が「死ぬまでにもう一度カープの優勝をみたいな…」と
願うことになるとは、その後輩を笑い飛ばした頃には思いもしませんでした(^^;;

今回の優勝の翌日の新聞を見ると
「逆指名ドラフトやFA制度のある中で
なんとか工夫してその不利を覆したいという気持ちがあったが
うまくいかなかった」
というオーナーのコメントが出ていましたが、
そこらへんの球団としての苦労はある程度理解しつつも
ファンは25年も優勝を待つことになったわけで、ほんと我慢強く応援を続けたものだなと…。
ドラフトの逆指名がなくなり、FAでも特定球団への戦力集中がなくなって
ようやくカープにもチャンスが芽生えたということになりましたね。
「愚直に育成する」というのもそのオーナーがかつておっしゃった言葉ですが、
そのカープのチームとしてのやり方が実を結んだというのは
野球界全体にとっても意義のあることだと思うし、
25年ぶりという時間とも相まって
今回の優勝がより感慨深いものになったのも事実かなとは思います。

また個人的には、その「育成」の場である由宇練習場に通うようになって、
二軍時代からみた選手たちが主力として今回の優勝に大きく貢献していることに
前回までの優勝とはまた違った思いを感じることができ、特に嬉しく感じます。

優勝が決まった瞬間はまだ仕事中で、
しかも広島の街中からは離れたところにいたのですが、
どうしても『号外』が欲しくて、仕事を終えてそのまま広島の街中へ行ってみました。



中央通りに着いたときすでに23時半を回っており、もう配ってないかなと思いましたが
無事手に入れることができてよかったです。
その中央通り、胴上げからもう1時間半以上経っていたにも関わらず
横断歩道では信号が変わるたび行きかうユニを着た人たちがみんなハイタッチをして
通過していましたw

さらに、日付が変わって1時前頃のPARCO前の様子↓
深夜にも関わらず「それ行けカープ」が本通りに響き渡っています
【動画】
カープ25年ぶり7度目の優勝を決めた夜、広島PARCO前の様子


そして、ここにも行ってきました。旧市民球場前です。
多くはないですが、ここでも静かに喜びに浸っている人たちがいました。
前回の優勝はこの場所で決まったんですもんね。


↑この碑に2016年の成績も刻まれることになるのかな?
スペース的には今回の優勝まではいけそう



↑こちらにも2016年の日本シリーズの成績が刻まれるよう
CS突破、そして日本一目指して頑張ってもらいたいです!

あとは、街で見かけた優勝のお祝い垂れ幕など。
掲げられる瞬間をみたかった気はしますけど。

そごう広島店
福屋八丁堀店
堀川町?
野球鳥ひろしま本店

カラオケ店のモニターに映し出された優勝特番に見入る人たち。
ビールかけ会場で大瀬良くんたちがインタビューを受けているシーンでした。


新天地公園でも選手応援歌の大合唱。



午前3時過ぎにはサンスポ、九スポが、
4時過ぎにはデイリー、スポニチ、ニッカン各紙が
街中のコンビニに並んだので買って帰りました。



この日は朝から仕事でしたが、結局一睡もできず仕事に行くはめに…(^^;;
後にも先にもこんな無理をすることはないと思いますが、
この優勝はそれほど嬉しかったということで
まあある意味良い思い出になったかなと思います。
(無事仕事を済ませて帰って来たから言えることですがw)

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2016年9月8日木曜日

<無抵抗な打線の中で光った桒原選手の粘り>2016年9月2日対タイガース23回戦

9月2日(金)に観戦してきた試合の成績をまとめました。

試合結果

ウエスタン・リーグ公式戦 対タイガース23回戦
広島東洋カープ由宇練習場

◇打撃成績一覧◇
○数字は打点
(位置) 選手 打数 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(右) 伊藤隼 5 2 2 0 0 0 0 中飛 右安 中安② 左飛 中飛
(遊) 植田 3 1 1 0 1 0 1 左安 一ゴ① 左飛 四球
1 0 0 0 0 0 0 二飛
(三) 陽川 4 1 0 1 0 0 0 一邪飛 空三振 中安 右飛
(中)左 横田 4 1 0 0 0 0 0 左飛 二安
二飛
捕邪飛
(指) 新井 4 1 0 0 0 0 0 捕邪飛 中安 捕邪飛 三飛
(左)中 江越 4 1 0 1 0 0 0 空三振 左安 右飛 右飛
(二) 板山 4 1 2 0 0 0 0 一ゴロ 中安② 遊ゴロ 捕邪飛
(捕) 梅野 2 0 0 1 1 0 0 見三振 四球 右飛
緒方 1 0 0 0 0 0 0 二飛
小豆畑 0 0 0 0 0 0 0
(一) 荒木 3 1 1 1 0 0 0 中安 二ゴ① 空三振
打一 西田 1 0 0 0 0 0 0 三邪飛
(投) 岩崎 0 0 0 0 0 0 0
伊藤和 0 0 0 0 0 0 0
合計 36 9 6 4 2 0 1
阪神タイガース 6 0 0 1 5 0 0 0 0 0
広島東洋カープ 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0
(位置) 選手 打数 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(中) 野間 4 1 0 0 0 0 0 投ゴロ 中安 中飛 左飛
(一) 小窪 4 1 0 0 0 0 0 左飛 中安 左飛 遊ゴロ
(左) 下水流 1 0 0 0 3 0 0 四球 四球 三邪飛 四球
(三) ルナ 2 1 1 0 0 0 0 右安 左飛① 三ゴロ
メヒア 1 0 0 0 0 0 0 中飛
(右) バティスタ 3 0 0 3 0 0 0 空三振 空三振 見三振
プライディ 1 0 0 0 0 0 0 捕邪飛
(捕) 船越 3 0 0 0 0 0 0 三ゴロ 中飛 三飛
岩本 1 0 0 1 0 0 0 空三振
(遊) 桒原 4 1 0 2 0 0 0 左安 見三振 左飛 空三振
(二) 上本 3 0 0 0 0 0 0 右飛 右飛 二ゴロ
(投) 高橋樹 1 0 0 1 0 0 0 見三振
青木 1 0 0 0 0 0 0 左飛
今井 0 0 0 0 0 0 0
佐藤 0 0 0 0 0 0 0
廣瀬 1 0 0 0 0 0 0 中飛
久本 0 0 0 0 0 0 0
合計 30 4 1 7 3 0 0


◇投手成績一覧◇
【タイガース】
選手 回数 球数 打者 被安打 奪三振 与四死 失点
○岩崎 8 126 31 4 5 3 1
伊藤和 1 31 3 0 2 0 0
               
【カープ】
選手 回数 球数 打者 被安打 奪三振 与四死 失点
●高橋樹 4 96 21 9 3 1 6
今井 2 28 6 0 1 0 0
佐藤 1 11 3 0 0 1 0
久本 2 16 6 0 0 0 0


昨日の辻投手と同様に、この日の先発・高橋樹也投手もストライク先行の素晴らしい立ち上がり。2回までの打者7人に対して、3球を投げた時点でのカウント『1-2』が6回、『2-1』が1回という制球の安定感で、1安打無四球無失点に抑えます。しかし、3回内野ゴロの間に1点を失うと、4回には昨日のリプレーをみせられているかのような打者一巡の猛攻を浴び一挙5失点。二順目の打順を迎えたところで、この回のヒットは1本を除きその他すべてセンター返しと狙いを徹底されたように感じました。

先発の高橋樹也投手

打つ方は、3回無死満塁から4番ヘクトル・ルナ選手のレフトへの犠牲フライで同点で追いつくものの、その後は21人の打者が無安打1四球のみ、さらにその20アウトのうち11がフライアウト(5つが三振)という無抵抗ぶり。相手の岩崎投手の出来がよかったということはあったのですが、先日のラジオ中継で紹介されていた『今年の一軍打撃陣の好調の要因』を問われた東出コーチの「チャンスは毎回活かせるわけではないので、チャンスをいかに多く作るか。そのためにフライを打ってはなにも起こらない。とにかくゴロを打つことを徹底した。」というコメントを思い出して、余計残念に思わざるを得ませんでした…。
その中にあって見所のある打席をみせてくれたのが桒原樹選手。ヒットこそ第一打席のレフト前へ巧く流したシングルヒット1本だったものの、第一打席5球、第二打席3球、第三打席12球、第四打席17球と四打席で計37球粘り、この日タイガースの2投手が投じた157球のうちおよそ1/4を桒原選手に費やしたことに。その粘りは昨年119打席で1つしかなかった四球が、今季は昨日(6日)まで371打席で19個という数字にも表れており、2年目の桒原選手の成長をみることができますね!

第一打席レフトへ巧打・桒原樹選手

第一打席ライトヒットのエクトル・ルナ選手

第二打席センター前ヒット・小窪哲也選手

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2016年9月7日水曜日

<3本のホームランで追い上げるも…>2016年9月1日対ホークス26回戦

9月1日(木)に観戦してきた試合の成績をまとめました。

試合結果
ウエスタン・リーグ公式戦 対ホークス26回戦
広島東洋カープ由宇練習場

◇打撃成績一覧◇
○数字は打点
(位置) 選手 打数 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(左) 上林 4 2 0 1 0 1 1 遊安 左安 三振逃 投犠打 左飛
(一) 川島 3 2 1 0 1 0 0 二安 二ゴ失 四球 右安①
走三 河野 1 0 0 1 0 0 0 空三振
(三)一 塚田 4 1 0 0 0 1 0 投犠打 遊野選 三ゴ併 中飛 左安
(指) カニザレス 5 2 2 1 0 0 0 見三振 左安② 中飛 三ゴロ 中安
(中) 釜元 4 2 1 1 1 0 0 三邪飛 右安① 右安 空三振 四球
(右) 真砂 5 1 2 2 0 0 0 空三振 中安② 中飛 空三振 投ゴ併
(捕) 栗原 3 1 0 0 1 0 0 三飛 左安 四球 左飛
斐紹 1 1 1 0 0 0 0 左安①
(遊) 曽根 5 0 0 0 0 0 1 一ゴロ 一ゴロ 二飛併 バ一ゴ 二ゴロ
(二) 古澤 4 2 0 0 0 0 0 遊ゴロ右飛 左中2 中安
(投) 松本 0 0 0 0 0 0 0
嘉弥真 0 0 0 0 0 0 0
バリオス 0 0 0 0 0 0 0
飯田 0 0 0 0 0 0 0
合計 39 14 7 6 3 2 2
福岡ソフトバンクホークス 9 0 0 6 0 1 1 0 0 1
広島東洋カープ 5 0 1 0 0 1 0 3 0 0
(位置) 選手 打数 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(中) 野間 5 2 1 1 0 0 1 二ゴロ 三ゴ失 空三振 右本① 左2
(一)三 小窪 5 0 0 0 0 0 0 遊ゴロ 左飛 遊ゴロ 一邪飛 一邪飛
(左) 下水流 3 0 0 1 0 0 0 中飛 二ゴロ 見三振
打左 中東 1 0 0 1 0 0 0 空三振
(三) ルナ 3 1 0 0 0 0 0 中2 中飛 一飛
メヒア 1 0 0 1 0 0 0 空三振
(右) 土生 4 1 0 0 0 0 0 中飛 捕邪飛 中飛 右安
(二) 庄司 3 2 1 0 0 0 0 中飛① 右中3 左飛 右安
(捕) 磯村 4 1 0 1 0 0 0 左2 右飛 一ゴロ 見三振
白濱 0 0 0 0 0 0 0
(遊) 桒原 4 2 1 0 0 0 0 遊飛 右本① 中安 一ゴロ
(投) 0 0 0 0 0 0 0
多田 1 0 0 1 0 0 0 見三振
藤井 0 0 0 0 0 0 0
美間 1 0 0 0 0 0 0 三ゴロ
戸田 0 0 0 0 0 0 0
佐藤 0 0 0 0 0 0 0
廣瀬 1 1 2 0 0 0 0 左本②
西原 0 0 0 0 0 0 0
デラバー 0 0 0 0 0 0 0
永川 0 0 0 0 0 0 0
船越 1 0 0 1 0 0 0 空三振
合計 37 10 5 7 0 0 1


◇投手成績一覧◇
【ホークス】
選手 回数 球数 打者 被安打 奪三振 与四死 失点
○松本 6 90 23 4 3 0 2
嘉弥真 1 21 6 3 0 0 3
バリオス 1 19 5 2 3 0 0
飯田 1 27 4 1 1 0 0
【カープ】
選手 回数 球数 打者 被安打 奪三振 与四死 失点
●辻 3 67 18 7 2 0 6
藤井 2 45 8 1 1 2 1
戸田 1 12 5 2 0 0 1
佐藤 1 10 3 0 2 0 0
西原  1/3 6 2 1 0 0 0
デラバー  2/3 9 2 0 1 0 0
永川 1 23 6 3 0 1 1


9月を迎え、夏場盛んに鳴いていたセミたちの声もほぼ聞こえなくなった由宇練習場。
ウエスタン・リーグは終わるのが早いこともあって、
今シーズンももうすぐ終わりだなとなんとなくさみしさを感じます。早いものですね。

試合の方を振り返ってみると、この日の先発は辻空投手
立ち上がり2本の内野安打でピンチを迎えるも後続を打ち取り無失点に切り抜けます。
この内野安打2本については翌日青木コーチから
「あの2本はどちらも(ピッチャーが)捕れたし、2本目下手に触れなければ併殺だった。」
と言われていたように、どちらも打たれたというほどの感じではない当たり。
2回も三者凡退で、上々といえる立ち上がりだったように見えました。
ところが、3回一死一塁からセカンドゴロを庄司選手が捕球エラー、
さらに一死一二塁からショートゴロが桒原選手のフィルダースチョイスとなって一死満塁、
そこからは辻投手が踏ん張り切れず4連打を浴び一挙6失点。
その間にライトからの返球を磯村捕手が逸らす捕球エラーもあるなど、
この回3つのエラーと1つのフィルダースチョイスが大量失点を招く原因となり
一気に試合を決められてしまいました。
辻投手がいい立ち上がりをみせていただけに、余計にもったいなく感じました。

先発・辻空投手

左手の怪我のため戦列を離れていた戸田隆矢投手が実戦に復帰。
しかし、この日(1日)1回2安打1失点→3日1回3安打3失点→6日2回6安打4失点と
復帰以来3試合連続失点中となかなか状態があがってこないですね。
2日の試合前にはトレーナーさんに左手をみてもらっている場面もありました。
せっかく一軍の戦力として活躍してくれていただけに、
胴上げのときに一軍にいられないのは残念に思います…。

実戦復帰・戸田隆矢投手

左腕をトレーナーさんにみてもらっています(9月2日)


打つ方では5回に桒原樹選手、7回には廣瀬純選手野間峻祥選手
二者連続ホームランと3本のホームランが出ました。
チームの勝利にはつながりませんでしたが、
個々の選手にとってはとても価値のあるホームランだったと思います。

代打ホームラン・廣瀬純選手

この日ホークスは14年ドラフト1位松本裕樹投手&2位栗原陵矢捕手というバッテリーでした。
松本投手は6回2失点で勝ち投手、栗原捕手も3打数1安打1四球と活躍しました。
今後が楽しみですね!
もちろんカープファンという立場ではあるのですが、
相手チームのこれから楽しみな選手を生でみられるというのが
ファーム観戦の醍醐味の一つであるということをあたらめて感じました。

ホークス14年ドラフト1位&2位バッテリー
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【動画】
2016/9/1@由宇練習場 桒原樹選手弾丸ライナー今季第3号ホームラン!

2016/9/1@由宇練習場 廣瀬純選手今季第3号代打ホームラン!

2016/9/1@由宇練習場 野間峻祥選手今季第7号ホームラン!

2016/9/1@由宇練習場 戸田隆矢投手実戦復帰マウンド

2016/9/1@由宇練習場 ホークス・松本裕樹投手試合前ブルペン投球

2016/9/1@由宇練習場 ホークス・松本裕樹投手の投球(全90球)

2016/9/1@由宇練習場 ホークス・栗原陵矢捕手の全打席&セカンドスロー